「情報化」と「IT化」は違う ― IT導入で失敗しないために

IT導入の失敗例は枚挙に暇がありません。

世の中で「IT」がもてはやされて久しいですが、なかなか思ったような効果を出している企業は少ないのではないでしょうか。また、検討したけれど投資額が高すぎて諦めてしまったり、パソコンは購入したけれど、たんに文書作成とメールしか使っていなかったりという会社も多いようです。

「情報化」と「IT化(情報システム化)」は違う

「情報」は、人間の頭に取り込まれて、意思決定や知識となる何かです。したがって「情報化」とは、そうした人の意思決定や知識になるような何かの伝達を、早く円滑にしたり、必要な人に確実に伝えることが出来る状態にしたりすることです。例えば、朝礼・会議・ミーティング・業務報告書など、いろいろな手段があります。これらが定例的に決められたルール通りに行われていることが「情報化」されている状態です。

「IT」とは Information Technology の略で、一般には「情報技術」と訳されており、情報を扱う技術や道具(コンピュータ・ネットワーク・データベース)を指しています。「IT化」を簡単にいうと、コンピュータ関連の色々な技術を使って情報を巧く扱えるようにするということになります。

このように「情報化」と「IT化(情報システム化)」は違うものなのです。そして大切なことは、「情報化」が先に出来ていないと「IT化」が巧く出来ないということです。

IT化の前に、もうひとつやるべきこと

それは、現在の業務内容・やり方に「無理・ムダ・ムラ」が無いかをよく見直すことです。フローチャートを使って簡単に図式化してみてください。きっと「無理・ムダ・ムラ」が見えてくると思います。これらを改善した上で「IT化」を進めて行きましょう。


私たちは、この「情報化」から「IT化」までの順序を、現場に入って一緒に組み立てています。生産管理の仕組みづくりについては、サービスのページをご覧ください。

執筆:理事 奥西 宏行
初出:2018年11月

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